- source /sw/bin/init.sh
- /sw/bin/kinput2.macim &
- xterm &
Mac OS X 10.4.10 に X11 と Xcode と Fink をインストールしてから、Gimp の日本語入力と Inkscape のメニュー日本語化及び日本語入力を可能にする一番簡単な方法。
やはり Gimp だけでは物足りず、Inkscape を必要とする曲面が訪れたので、OS X 10.4.10 の再インストールがてら、新たな制作環境の構築と、その作業記録を残すことにした。前回の解説では、kinput2 をインストールする際に EasyPackage を使用したが、今回は『独立したディレクトリツリー』を採用している点で、Unix ソフトウェアの管理や再インストールが容易であるとされる Fink を使った覚書を残そうと思う。注意点は、目的とする kinput2.macim のバージョンが 3.1 のまま暫く更新されていないので Selfupdate を行わず、速やかにソースからインストールすることだ。うっかり Fink Commander から Selfupdate を実行してしまうと、ADC Member にならなければダウンロードすることが出来ない Xcode のアップグレードを要求されたり、Fink Commander で更新している時にやたらと中断したり、dpkg で止まったり、Perl が落ちたりして、肝心な kinput2.macim をインストールすることが出来なくなるという人柱コースに嵌ることもある。更に「ターミナルならイケる」等の情報を鵜呑みにして挑むと、ますます深みに嵌って Fink が Finch に見えてくる罠。おのれっ!アトリめ!!(謎(作成日: 2007年7月18日 (水曜日) 04:36:30 PM)
| ▼ Fink 編 | ▼ Tiger 編 | ▼ Gimp 編 | ▼ Inkscape 編 | ▼ ことえり編 | ▼ 参考リンク |
始めに
Mac OS X Tiger 10.4.10 の再インストールを行い、GIMP と Inkscape の日本語化を行った際、付属のテキストエディットで .xinitrc ファイルを編集したら X11 が起動しなくなる事態に遭遇した。
10.4.9 では出来た事が何故突然できなくなったのか、と原因を追及すべく試行錯誤したところ、Mac OS X Tiger 10.4.10 のテキストエディットではエンコーディングの保存が上手く行かないらしいと判明した。恐らく1バイト文字と2バイト文字の混在が可能なテキストエディットと X11 の相性が悪い為ではないかと推測するが、その域を出るものではない。
何れにせよ、現状に対応させる為には Unix 形式のファイルを編集するのに適していて且つ、テキストエディット並に使い勝手の良いエディターを使用することが望ましいと思い探したら、Haxial TextEdit 1.700 という極めて快適に動作するアプリケーションが見つかった。
実際に使用した限りでは Tiger でも滞りなく GIMP と Inkscape を日本語化することが出来たので、当該アプリケーションの紹介と共に、解説部分の改訂を行うことにした。(2007.8.10 追記)
使用アプリケーション
| Haxial TextEdit | DotFiles v1.2 | Fink Commander | Gimp | Inkscape | |
|---|---|---|---|---|---|
環境と準備
環境● Power Mac G4 QuickSilver 733MHz● Mac OS X Tiger 10.4.10 準備1. DVD 等から Xcode をインストール。Xcode のアップデートは不要。2.DotFiles v1.2 をダウンロード後、マニュアルに従いインストーラーからインストールを完了する。 * DotFiles は Finder のサービスメニューに『Toggle Finder Show All Files』という、不可視ファイルの表示機能を追加する。表示された不可視ファイルを非表示にする際にも使用する。 |
Fink 編
Fink をインストールする
| Fink プロジェクトのダウンロードページからバイナリインストーラをダウンロード。今回は『Fink 0.8.1 バイナリインストーラ (PowerPC) - 17930 KB』をダウンロードした。 | |
| ダウンロードした Fink-0.8.1-PowerPC-Installer.dmg をマウントし、Fink のインストーラーパッケージをダブルクリックで開いた後、画面の指示に従いインストールを開始する。 | |
| インストールの途中で、「ホームディレクトリに sw という名のフォルダを作っても良いか」というメッセージが出るので、そのまま『YES』を押してインストールを続行する。 |
Fink Commander をインストールする
| インストーラーからのインストールが完了したら、インストーラーパッケージと同一階層にある Fink Commander フォルダを開き、Fink Commander アイコンをアプリケーションフォルダへドラッグ&ドロップする。 |
kinput2.macim をインストール
| アプリケーションフォルダの Fink Commander を起動。一覧の中から kinput2.macim を選択し、ツールバーの左から2番目にある『緑色のプラスマークが付いた』アイコンを押してインストール開始。 *重要なはしがき* Fink の Selfupdate 禁止(笑) OS X 10.4.10 上で Fink Commander の SelfUpdate を行うと、更新中の画面が固まり kinput2.macim 3.1 をインストールできなくなるだけでなく、Perl や Java 等が次から次へと落ちて、システムにも深刻なダメージを与えることがある。(←実話。OS の再インストールからやり直しますた。)よって、Gimp と Inkscape の日本語化だけが目的ならば、Fink をインストールした時点で、現行バージョンの kinput2.macim 3.1 をインストールすることが出来るので、敢えてアップデートする必要は無い。 | |
| インストール途中でメッセージが出たら、そのまま『Submit』ボタンを押す。 もし選択肢が出て「Yes/No」を尋ねるメッセージが出たら、『Enter the following:』のラジオボタンをクリックしてから、「Yes」なら『y』を「No」なら『n』を入力する。 | |
| 画面左下隅にあるステータスバーに『Done』と出たら kinput2.macim のインストール完了。 インストールが完了したソフトは、画面の左列にある Status 欄が空白から『current』に変わるので、確認が出来たら Fink Commander を終了。 |
Tiger 編
environment.plist を作る
| DotFiles がインストールしてある状態で、Finder のサービスメニューから『Toggle Finder Show All Files』を選び、不可視ファイルが見える状態にする。 | |
| 続いて、ホームアイコン直下に新規フォルダを作成。 フォルダ名を「.MacOSX」とする。 | |
| 『ドットが付くと不可視ファイルになる』という確認ウィンドウが出現するので、『OK』を選択。 | |
| Haxial TextEdit を起動したら「Untitled 1.txt」に下記のソースをコピペして、ファイル名を『environment.plist』とした上で、保存先に先程の『.MacOSX』フォルダを指定する。 | |
environment.plist のソース
| |
.xinitrc ファイルを作る
| Finder から etc / X11 / xinit へと移動し、 xinit フォルダ内にある xinitrc ファイルを Haxial TextEdit で開く。 | |
| 開いたら即、File メニューから『Save As...』を選択、「.xinitrc」とリネームしてホーム直下に保存する。 | |
| ホーム直下に保存した後、『# start some nice programs』と書かれている箇所を、下記のソースに書き換えて保存。 | |
| 再起動が終わったら、X11 を起動して日本語入力の確認。 X11 の初回起動時には「既存の ~/.xinitrc ファイルがあります。」という警告が出るので、『いいえ』を選択する。 もし『はい』を選択した場合は、ホーム直下の「.xinitrc」が「.xinitrc.old」として保管されるので「.old」を削除してシステムの再起動を行えば問題なく読み込まれるようになる。 | |
| X11 が起動したら「uxterm」と入力。 新しく表示された画面で「command + space」を押して、入力位置に[あ]と出れば OK。 以上で不可視ファイルを扱う作業は完了したので、再び Finder のサービスメニューから『Toggle Finder Show All Files』を選び、不可視ファイルを非表示にする。 |
Gimp 編・・・日本語入力
Gimp 2.2.11 をインストール
| Gimp.app より Gimp-2.2.11.dmg (Universal) をダウンロード。 | |
| ダウンロードが完了した dmg をマウントし、Gimp アイコンをアプリケーションフォルダにドラッグ&ドロップする。 |
Gimp で日本語入力が出来るようにする
| アプリケーションフォルダの Gimp アイコンを右クリックしてパッケージ内を表示、Contents / Resources / bin / gimp を Haxial TextEdit で開く。 | |
| 22〜24行目にある「export LANG= ' grep・・・」で始まる記述を削除する。 | |
| 削除した箇所へ「export LANG=ja_JP.UTF-8」と記述して保存する。 *下記ソースをコピペすると便利。 export LANG=ja_JP.UTF-8 | |
| Gimp を起動して日本語を入力することが出来るか確認。 日本語入力 → command + space 日本語入力解除 → command + space 「かな」や「カタカナ」への切り替え方法は、ことえり編を参照。 |
Inkscape 編・・・メニューの日本語化と日本語入力
Inkscape をインストール
| Inkscape. Draw Freely.より Mac OS X (Universal) — .dmg をクリックして Inkscape-0.45.1-1-TIGER.UNIVERSAL.dmg をダウンロード。 | |
| ダウンロードが完了した dmg をマウントし、Inkscape アイコンをアプリケーションフォルダにドラッグ&ドロップする。 |
Inkscape のメニューを日本語化する
| アプリケーションフォルダにドラッグ&ドロップした Inkscape アイコンを右クリックして、パッケージ内を表示し、Contents / Resources / locale を開く。 左図は locale フォルダを開いた直後の状態。沢山の言語ファイルがある。 | |
| locale フォルダの中にある「ja」フォルダ以外を全て捨てる。 この状態で Inkscape を起動すると、メニューが日本語化されている。 |
Inkscape で日本語入力出来るようにする
| アイコンを右クリックしてパッケージ内を表示し、Contents / Resources / bin / inkscape を Haxial TextEdit で開く。 | |
26〜28行目にある 「export LANG・・・」で始まる記述を削除する。 | |
削除した場所へ、下記のソースをコピペして保存する。export LANG="ja_JP.UTF-8" export XMODIFIERS="@im=kinput2.macim" 保存時に下記のメッセージが出た場合は『Save』を選択する。 |
Inkscape で日本語メニューと日本語入力を確認する
| Inkscape を起動。左図のメッセージが出たら『OK』を選択する。 メッセージの内容通り、初回起動時は立ち上がるまで、かなりの時間が掛かるので焦らずに待つこと。 | |
| 無事に起動したら、確認の為、新規画像を作成してみる。 画面左の縦列にある「A」アイコンをクリックし、文字を入力する範囲を指定する。 範囲指定後、画面上にあるメニューバーの「T」アイコンをクリックすると、日本語入力ウィンドウが現れる。 | |
| 日本語入力ウィンドウのタブメニュー「フォント」で日本語フォントを選択する。 但し、現時点では、ヒラギノ書体等を使用して日本語入力をすることは出来ない | |
| タブメニュー「テキスト」をクリックすると、文字入力画面に切り替わるので、文字を適宜入力する。 日本語入力 → shift+space 日本語入力解除 → command + space 「かな」や「カタカナ」への切り替え方法は、ことえり編を参照。 |
ことえり編
Gimp と Inkscape でことえりの入力を切り替える方法
| システム環境設定 / 言語環境 / 入力メニュー でことえりの入力設定を行う。 ひらがな、カタカナ、全角英字、半角カタカナのチェックボックスにチェックを入れると、Gimp や Inkscape でも、ショートカットキーを用いて文字種の切り替えが出来るようになる。但し、X11 が起動していない状態で設定しないと反映されないことがあるようだ。 | |||||||||||||
Gimp や Inkscape 上でも、ショートカットキーはことえりと一緒。
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| GIMP で日本語を入力した例。 | |||||||||||||
| Inkscape で日本語を入力した例。 | |||||||||||||
